社会人から看護師に転職する人も多いです。
この記事では主に看護師の資格の取り方をまとめました。
看護師になるために
看護師の資格を取得するためには、国家資格である看護師免許が必要です。
看護師は、病院やクリニック、介護施設などで、患者さんの健康を支える重要な役割を担っています。
看護師になるためには看護師国家試験の受験資格を取得する必要がありますが、その受験資格を取得するには、高等学校卒業者であれば、看護大学に4年間もしくは看護学校か短期大学に3年間通うことが必要です。
看護大学には、選択制で保健師や助産師の受験資格も取得できます。
中学卒業者であれば、高等学校5年一貫教育コースに通うことで受験資格を得ることができます。
また、准看護師の免許を取得した後、看護学校に進学して看護師免許を取得するという方法もあります。
准看護師とは、医師や看護師の指示を受け、補助や援助を行う仕事です。
自らの判断で看護業務をすることはできません。
看護師が国家資格であるのに対し、都道府県知事が発行する免許であり、准看護師は中学校の卒業資格があれば准看護師養成所に2年以上通うことで資格を取得できます。
准看護師が看護師になるには、そこからまた全日制に2年か定時制に3年、もしくは実務経験7年を積んでから通信制で2年学ぶことになります。
この場合、最短で看護師免許を取得できるのは4年ということになります。
看護師になるためには、看護師国家試験の受験資格を取得するためには、さまざまな選択肢がありますが、最短コースは3年間の看護学校か短期大学です。
しかし、いずれの場合も、看護師になるためには97単位以上、3000時間以上の履修時間と23単位以上、1035時間以上の実習時間が必要です。
最短コースである看護学校で勉強する内容は、大きく座学と実習に分けられます。
座学では看護に必要な知識を教科書で学びます。
その内容は大きく基礎分野、基礎専門分野、専門分野に分かれます。
基礎専門分野が看護の基礎となり、人体の構造と働き、病気について学びます。
専門分野では、幅広い年齢層に対応した知識・ケアを学びます。
実習では、生徒同士での介助や採血のテストなど、座学で学んだ内容を実践します。
これらの学習を経て、3年次には卒業試験を受験し、すべての教科で必要点数以上をとらなければなりません。
これらを達成することで、卒業資格が与えられ、はじめて「看護師国家試験受験資格」を得ることができます。
この受験資格を得たといって看護師になれるわけではありません。
最終的には、国家試験に合格することが必要になります。
国家試験に合格することで、「看護師」として活躍することができます。
看護師国家試験の試験地は、北海道、青森県、宮城県、東京都、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、及び沖縄県です。
この試験地は、全国的に広がっているため、受験することができる場所も多いです。
しかし、試験の難易度はそれほど高くはありませんが、十分な準備が必要です。
看護師国家試験の2023年度の結果は、以下の通りです。
第112回看護師国家試験は、2月12日に行われ、出願者数6万4,704人、受験者数6万4,051人、合格者数5万8,152人で、合格率は90.8％。このうち、新卒者の合格者数は5万6,276人で、合格率は95.5％。（ヤフーニュースより引用 ）
看護師になるためには、多くの努力と献身が必要ですが、それは、多くの人々の健康や命を支えるために、必要なことです。
全国には公立私立を含め200校以上の看護学校があります。
看護師になるための学校を選ぶ際には、自分の目的に合った学校を選ぶことが重要です。
学費や交通費、居住費なども考慮する必要があるので、十分に検討した上で、選択することが大切です。
看護師になるためには、困難が伴うこともありますが、看護師として、多くの人々の命を支えることができることは、非常にやりがいのある仕事です。